ScalaMatsuri 2017 に参加してきました(1日目:午後の部)


ちんたら更新してすいません。ScalaMatsuri レポートつづきます。

4コマめ:次世代Scalaコンパイラー Dottyの今

Guillaume Martresさんの発表です。カッコづきでEPFLってさらって書いてありますけど、EPFLってあの「スイス連邦工科大学ローザンヌ校」ですよね? あのScalaの父、Martin Odersky先生の。

すいません。スライドはどこにあるかわかりませんでした。

初めて同時通訳で聞きました。さすがプロのかたは違いますね。しかし、体質的なものなのか、同時通訳のレシーバのイヤホンをつけていると何故か猛烈な睡魔に襲われるのです! なんでなんだろう?

さておき、内容についてですが、私としては合併型ってのができるというのが驚きポイントでした。TypeScriptやflowにもある Int | String みたいな書き方ですね。これ、flowみたいな型推論も効くとコーディングスタイルがガラッと変わることになりますね。

それから、ついにenumが言語レベルでサポートされるというのも期待ポイントでした。

5コマめ:プログラムを Free にする: 関数型プログラミングの本質への開眼

Paul Szulc(@rabbitonweb)さんの発表で、いきなりハイテンションな感じでした。

それで、なんか青いTシャツ着てて、胸の真ん中に赤い文字が……あれはスーパーマン? いや!!

※ひとのツイートを利用してすいません

発表の内容は、Freeモナドの解説で、私もFreeモナドに興味があったもののどこから手を付けたら良いかわからなかったのでいいきっかけになりました。それから、同時通訳の人すごい! 「Coproduct」をその場で「余積」と訳しちゃう!(コプロダクトって言ってくれても良かったのに!)ちらっと同時通訳の人がいるボックス席見ましたけど、その手の人(数学等を特に専門にしている)には見えなかったけどなぁ。おみそれしました!

6コマめ:メタメタにしてやんよ。(メタプログラミングもしくは Shapeless のすすめ)

Chris Birchall(@cbirchal)さんの発表です。けど、この邦題考えたの誰なんでしょう?(笑)

スライド

私はTwitterでも公言しているとおり、未だScalaのマクロを使うようなコーディングをしたことがありません(マクロを利用したライブラリは利用したことはありますが)。そんな私のScalaの経歴の恥部を埋めるべくこの発表を聞きました。たへんわかりやすくScalaマクロによるメタプログラミングとそれと同じようにScalaマクロの後釜にある予定のScala Metaを紹介いただきました。

ただ、やっぱり同時通訳をイヤホンで聞いてると猛烈な眠気に襲われるんです! Shapelessの話も楽しみにしていたのですが、まったく記憶にありません。

7コマめ:Serverless ArchitectureをScalaで構築するぞ

藤井 善隆(@yoshiyoshifujii)さんの発表です。私はサーバレスアーキテクチャって最近良く聞くけどなんだっけ?ぐらいのレベルなのでその無知が少しでも埋まるようにこの発表を聞きました。

スライド

やっぱり基本知識がない、自分の中に課題がないということで、あまり理解が及ばず残念でした。サーバレスアーキテクチャってRPCとは違うの?と思ったぐらいでしょうか。この分野はもっと勉強しないといけないなと痛感しました。

8コマめ:ChatWorkのScala採用プロダクト “Falcon” リリースまでの失敗と成功の歴史

かとじゅん(@j5ik2o)さんこと、加藤 潤一さんの発表です。

ChatWorkさんがPHPからScalaへ乗り換えやたという話は結構有名な話だと思うですが、それを推し進めた当事者による発表ということで一番大きな部屋で開催されたにも関わらず超満員でした。内容としては特にScalaがというような話は少なかったのですが、このシステムデベロッパの一端を生業としている身としてはとても興味深く聞かせていただきました。

ChatWorkさんのこの乗り換え劇が多くのScala推進派の強い味方になったと聞きます。私も話のタネにさせていただいております。今後もChatWorkさんに続く大型実例が出て来るといいなぁと思いました。

懇親会

1日目の最後は懇親会がありました。懇親会では、割りと人見知りな私ですが話しかけてくれる人もおり、ありがたかったです。それから、勇気を出してがくぞさんに前々から気になっていたPlay2-Auth行く末なども直接聞くことができてよかったです。

オードブルや缶ビールを囲んでの立食形式でしたが、ここでもハラールに対応していて流石だなと感心しました。

それと、スポンサーブースに出展していた「株式会社エフ・コード」さんがクロスワードクイズに答えるて応募すると抽選でMacBook Proが当たるというなんとも太っ腹な企画をしていて、その抽選結果の発表がありました。私も応募していたのですが、なんとなんと、それに当たっちゃいました!

ScalaMatsuriにはたくさんの協賛企業があり、それぞれがそれぞれの立場でScalaコミュニティを応援したい気持ちがあったと思います。その中でエフ・コードさんのこの企画は、その気持を表す上でこの上なく目立ったわけで、私も会社経営の一角を担う身としてこの企画者は流石だなと思いました。

尚、頂いたMacは、すでに私の開発環境の一翼を担うようにセットアップされております。

 

次回は2日目について書きます。

 

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください